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人民元上昇民間企業の悲鳴――中国 自殺者と夜逃げが絶えず

2011年01月21日

【新唐人日本2011年1月20日付ニュース】中国の人民元は、昨年以来ドルに対して3%以上上昇。コスト上昇もあり、中国の多くの民間企業は、収益が圧迫されています。しかも、今年人民元は6%上がると予想されています。

 
昨年以来、人民元はドルに対して3%以上上昇。2005年7月よりも、すでに25%上がりました。今年は6%切り上がると予測する声もあります。
 
ある靴下工場は、綿糸の価格が2倍になる中、人民元が切り上がり、収益が圧迫されています。
 
浙江省諸暨市靴下メーカー
「大陸は各コストが上昇、人件費、原料費のコスト、昨年はインフレで、給料アップもめざましい、人も集まりません。企業はやっていけません」
 
中国の独占企業の国営企業がいまだに巨額の利益を上げる一方、民間企業は厳しく、労働力の流失や労働者の自殺も絶えません。
 
広州の臨時工 龍さん
「民間企業は自殺や夜逃げなど、物価が急上昇し、生産コストも上がって、生活は苦しいです。自殺する労働者も絶えません。政府はインフレで経済成長を維持し、利益を皆略奪しています」
 
データによると、浙江省の民間企業の資金のうち、本業に使われるのは3分の1のみ。残りは株や不動産に回されています。投資者の本業への期待が低いためだと思われます。